
こんにちは、蒼生です。
前回は、インデクスファンドの構造について、お話ししました。▼
今さら聞けない、人気のインデックスファンドの構造がどうなっているのか、どこまでもわかりやすく解説します。
では次は、どっちを買えばいいかって話ですね。

よくインデックスファンドが良いって聞くわ。

それも米国とか全世界とかの海外株が人気だな。

それはどうして?ってことなのよね。

あおい、ちゃんと説明しろ~。

では今日は、インデックスファンドが人気な理由を、どこまでもわかりやすくお伝えしていきますね。
インデックスファンド、空前絶後の人気
最近、私の大好きなひろゆき
(2ちゃんねる創設者で、実業家で、プログラマーで、最近はよくYouTubeで見かける不思議な人。)
など、有名人がインデックスファンドをススメているのをよく見かけるようになりました。
私もひろゆきがきっかけで始めた口です。(詳しくはこちら▼)
なんとなく投資に興味があるけど、どうしたらいいかわからない。こわい。なんて思ってるあなた。銀行に預けているだけでは1ミリも増えませんから、投資も選択肢のひとつになったらいいなって思ってます。
でも投資初心者にとっては、おまかせで優秀な人が運用してくれるアクティブファンドって、とっても魅力的ですよね。
それがなぜ、猫もしゃくしもインデックスインデックスファンドを推しているのでしょう?
人気の理由その①
手数料の安さ
「インデックスファンド」の人気の理由は、なんと言っても「手数料の安さ」です。
「アクティブファンド」は優秀なファンドマネージャーが運用するので、その人件費として手数料が発生します。
その手数料には、買い付けの時に発生する「買付手数料」とか、運用してもらうために年間単位でかかる手数料の「信託報酬」とかがあったりするんですが、だいたい年間で、投資信託の額の1%から2%くらいかかるものが多いです。

もし10万円投資すると、年に1,000円~2,000円ね。
けっこうかかるものなのね。ビックリ!
その点「インデックスファンド」は、指数にそって機械的に投資するので、コストがむっちゃ安いです。
人気のインデックスファンドの信託報酬などをあげてみますと、
買付手数料とか | 信託報酬 | |
---|---|---|
eMAXIS Slim S&P500 | なし | 0.0968% |
SBI・V・S&P500 | なし | 0.0938% |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
なし | 0.1144% |
SBI・全世界株式 | なし | 0.1102% |
って感じで、0.1%前後です。
なのでアクティブファンドとの差は10~20倍もの差になります。
すごい差ですね。
人気の理由その②
ほとんどのアクティブファンドがインデックスファンドに勝てていない現実
アメリカでは定期的にインデックス VS アクティブの調査結果が、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社から発表されているんですが、S&P500指数に勝てているアクティブファンドは5年計測で15%ほど、15年計測では8%ほどしかありません。
ほとんどのアクティブファンドが、インデックスファンド(指数)に勝てていないんです。
超優秀なアクティブファンドのほとんどのファンドマネージャーが、インデックス(指数)に勝てていないなんて、信用してお金を預けている投資家たちに、給料泥棒!と言われてもしかたがない状況ですね。
この事実を知った投資家さんたちが、「アクティブはダメだ!」と言ってやんややんやの大騒ぎなんです。
それでも、アメリカのウォーレン・バフェット
(投資家なら知らない人はいないスーパー投資家で、超大金持ち。)
など、長期でずっと成績を上げ続けている人もいるので、探せばいるっていうことなんですけどね。
人気の理由その③
投資に詳しい人たちが軒並みインデックスファンドを推している
とはいえ、そのウォーレン・バフェットさんは、
「私が死んだら、遺産のほとんどをS&P500インデックスファンドに。あと残りは債券に投資して持っておきなさい。」
と、奥様には言っているそうです。
この事実を知った投資家さんたちは、やっぱり投資の神様がそう言うくらいなんだから、「アクティブはダメだ!」と言ってやんややんやの大騒ぎをしているんですね。
また、日本でも数多くの著書を持つ投資の先生、山崎元さんもインデックス投資をすすめています。
他にも成功哲学系の本や、お金持ち研究系の本などでも必ずインデックスファンドを、おすすめされますね。
はたまた投資系YouTuberはもちろん、ネットを見ればインデックスファンド、本を読んでもインデックスファンド、職場でも、クライアントも、最近投資を始めた人は必ずと言っていいほど、インデックスファンドに投資をしているっていう印象です。
人気の理由その④
小額からでも投資できる
インデックスファンドは、たいていの証券会社で100円から投資できたりするので、とっても簡単に株式投資ができる点です。
日本の株って基本、100株単位で買うことになるので、一番高い株価の
「ファーストリテイリング」(ユニクロとかGUを運営している会社)
の株を買おうと思ったら、
最低購入代金…7,752,000円!
です。(2021.7.18日現在)

わ~!それは出せないわ(涙)
でも、みんなでお金を出し合えば解決しますよね。
よくお友達とかで、コストコの商品をみんなで買って分けあうんですが、そんな感じでみんなでお金を出し合えば買えます。
それを、指数のパーセンテージに近づくように買いたいわけです。
パーセンテージのごく少ないものでも日本なら100株からしか買えないので、0.01%の銘柄を100株とか買って、他の株も・・・。
ってなると、お金がものすごく集まってないと、指数に近づけるなんてできないんですね。
投資信託でしか、できないです。
ということは、さらに言えば、金額が多く集まれば集まるほど、指数に近づけることができるってことですよね。
なので、インデックスファンドをおすすめしている人って、選ぶときに純資産(集まったお金)をよく見なさいよって言ったりするんですね。
S&P500指数というアクティブファンドとも言えなくもない指数
今大人気の指数といえば、かのウォーレン・バフェットさんもおススメしている「S&P500指数」です。
このS&P500という指数、実はものすごい優れものなんです。
今日はS&P500の魅力を、ちょっとだけお伝えします。
S&P500指数って今まで何回も暴落を経験してきました。
世界恐慌・FRB利上げ・最近ではITバブル・リマンショックなどです。
でもS&P500は、そのたびに立ち上がってきました。
ここ何年かは特に絶好調です。
S&P500は強いです。
アメリカ経済はこの200年間、暴落も時々あったものの、ずっと右肩上がりです。
低迷ってことはありません。
S&P500の強さの秘密。
それは、「500の銘柄が常に上位500で入れ替わっているから」
なんです。
日本の株式会社って、基本的に倒産以外で日経平均株価から落ちることはありません。
でも、S&P500指数の中の大型500社ってつねに入れ替わっているんです。
時価総額の上位500社ですから、当たり前と言っちゃぁ当たり前なんですが、アメリカの中でもはえ抜きの500社ってことなんで、そりゃあ右肩上がりなわけです。
なので、S&P500ってもうすでに厳選されっちゃってるって面では、アクティブファンドっぽいと言えなくもないっていう指数なんです。
そんな訳で、みんながおすすめするし、大人気でいつも話題に上る指数なんですね~。
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っていうわけで、今日はインデックスファンドの人気の秘密について語ってきました。
あなたの未来の投資生活のお役に立てれば幸いです。
ではでは、また次の記事でお会いしましょ~。